長距離トラックの運転手として、毎日働いている人のブログや楽しさを書いているブログもありますし、私もそんなブログを読むのが好きです。
ただ、私はこれから長距離の運転手を目指そうとしている人達に会社は良く選ばないといけないよと言いたい。なぜなら私は、仕事そのものよりも会社の扱いにウンザリして辞めたからです。
もちろん、長距離ならではの楽しさや、ドライバー同士の繋がりなど、素晴らしい点もある事を知っています。給料だって悪くない。しかし、給料だけを考えて運転手になろうとは思わない方が良いです。
これから書き始めるのは大半がひどい事です。楽しい事を書いている人はたくさんいらっしゃいますので、私はあえてそうではない点を書き、これから始めようとする人が、考える材料を提供していければと思い、このブログをスタートさせました。

2013年09月06日

それを言うなら馬の耳に念仏だろう

随分久しぶりに書きますが、私はなんとか元気にやっています。ほとんど空元気ですけどね。
それから書かなかった間にも意外なほどたくさんの方が覗きに来てくれていて驚いています。
きっと先輩ドライバーの方が見知らぬ新人を心配して下さっていたのだろうと感謝しています。
こんな根暗な回顧録に付き合ってくれてありがとうございます。

さて、tと出発して相変わらずお小言と自慢話ばかりを聞かされていました。辟易しているので相槌も適当になってしまいます。
しかし、tはそれを見逃しません。
「なーんか返事が上の空なんだよなぁ」
「やる気があれば先輩の、たとえ独り言だって懸命に聞くもんなんだよなぁ」
「どんなつまんねぇ独り言の中にだってよ、教訓てのはあんだからよぉ」
「ま、それを見つけ出せるか出せないかは聞いてる人間の心構えなんだけどよ」
「あんたにゃその謙虚な姿勢がねぇからよ、なに言ったってしょうがねぇって感じちゃうんだよなぁ」
「釈迦に説法って知ってっか?」

本来、『釈迦に説法』って意味は、知識人や専門家に対してその道を説く事の愚かさを例えて言ったものです。

「何を言ったって無駄だって事だよ。あんたのことだぁ」

それを言うなら『馬の耳に念仏』だろう。それに私はお釈迦さまほど人間ができていないので今にもキレそうです。

3時間半も小言を聞きながら助手席に座っているともの凄く疲れます。SAで小休止する頃にはグッタリとしてしまうくらいなんです。仕事の話ならまだ喜んで聞きますが、これは苦痛以外の何ものでもない。

SAで翌日の昼ごはんを買って車に戻ると無言のまま出発です。
そしてtは言いました。
「あんたはもう俺と話す気もなさそうだから寝てて良いよ。俺もあんたに話すことはねぇから」
肉体的ではなく、精神的にクタクタになっていた私は“解放された”と思い込んで助手席で寝てしまいました。しかし、これはtの罠だったのかもしれません。

最初の店で目が覚めます。
tより先に降りて観音を開けて誘導します。
タイヤにストッパーをかけて台車を用意している間にtは事務所に顔を出してきます。相変わらずそこで何をしているのかさえわかりません。
tが戻ってくる前に荷物を下ろし始めました。
tは伝票のしまい方が雑なので荷物と合わせるのに苦労します。独り立ちしたら荷物を出しやすいように伝票も整理してしまおうと思いました。

すると、またまた荷崩れしているのに気が付きました。箱に言い訳なんてできないくらいの穴が開いていて、私は近くにいた店の人に報告しました。
店の人も私がまだ見習いだと知っていたのでサインを貰うわけにもいかず、tが来るのを待つことにしました。荷物が破損している場合、基本的には担当のドライバーが弁償(と言ってもその場で支払うわけではなく、給料から引かれるのですが)する為に、伝票に壊した旨を記載してサインすることになっています。
取り敢えず他の荷物を下ろしているとtがゆっくりと歩いてきました。
さっそく荷崩れのことを話したのは当然です。見習いが自分で始末できないのですから教育担当に報告して指示を出して貰う。間違っていないはずです。
「あんた、俺の積み方が悪かったって言うの?」
誰もそんな事は言っていません。いや、確かに積み方が悪かったんですけどね。
「いいえ、私にはそんなこと言う権利はありません」
「じゃあなにか、運転か?俺の運転がヘタクソだったから荷崩れ起こしたっての?」
「そうじゃなくて、荷物が破損していたのですが、見習いの私じゃサインできないと言われたのでtさんにサインして貰いたいのです」
「だったら最初からそう言えよ!」
私を怒鳴り飛ばしてからころっと態度を変えて店の人から伝票を受け取り、ニコニコとサインしていました。
「すんませんねぇ。いつまでも使えない新人なもので」
後ろから思い切り蹴り飛ばしてやりたくなりました。
posted by 流れ星金太郎 at 23:07| Comment(1) | TrackBack(0) | ウンザリした事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月28日

話にならない

全国の長距離ドライバーのみなさん、雪道の運転お疲れ様です。
毎日、あちこちで通行止めのニュースが聞こえてきます。
呉々も安全運転でお願いします。

さて、1年の初めからあまりネガティブなブログを書くのも新年らしくないので今まで放置していました。
放置していた間にも覗きに来て下さった方がいるみたいですみませんでした。
それでもひと月になにも書かないのはダメだと思い、今日から解禁です。
今年もよろしくお願いします。

tとの運行は相変わらず運転なんてさせてもらえなかったものの、最初の三日間(火〜木)はなんとか乗り越えました。
問題は次の運行です。
私は一旦、午前中に事務所へ戻って来ました。
仮眠を取る前に所長がいたので、運転について練習させてもらえないのかとお願いすると「一応、うちの会社では教育担当者が運転も教えることになってるからtにはよく言っておくよ」と言ってくれました。
他の新人もみんなそうしているのだそうです。
同期のyも未経験ながら横乗りとはいえ既に運転しているので納得ができます。

仮眠を取って店に出向くと所長は早速tへ言ってくれてたようです。
「あんた、所長に運転させてくれって言ったんだってな」
「はい、練習させてほしいと言いました」
「そりゃあ、あんたが俺のやり方が気にくわないって言ってんだって解釈できんだけど」
「いえ、そうゆう事ではなくて運転の練習もしなければ、ずっと助手のままで独り立ちはできませんからどこかで練習したいとお願いしたんです」
「あんたは心を入れ替えて俺にお願いすっから、俺も少しは見込みが出てきたんかなぁって思ってたんだけどよ、俺を通り越して直接所長に頼むってのは信頼してねぇって事なんだよ」
「どうしてそう解釈するんですか!?運転の練習してから来いって言ったのはtさんじゃないですか」
「もう話になんねぇ!いいからとっとと積めよ!」

話にならないのはtの方じゃないでしょうか。
この後はお察しのとおり、いつもの如く怒鳴られながら積み込んでいました。
相変わらずtはふらっとどこかへ行くと、たまに戻って来ては文句を言って去って行くだけです。
隣で作業していたsさんは「負けんなよ」と声をかけてくれましたが、これからの三日間を考えると気が重くて仕方ありませんでした。
posted by 流れ星金太郎 at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ウンザリした事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月24日

なんのための転職だったのか?

長距離ドライバーのみなさんは、年末の繁忙期で大忙しのことと思います。
今年は寒波がやってきて、世間はホワイトクリスマスだと浮かれていますが、ドライバーにとってはそんなにロマンチックなものではありません。
白い悪魔です。
今日も午前中から、事故のニュースがあったりしますので、呉々も安全運転に心掛けて、無事故で今年を乗り切ってください。

さて、火曜日にtが帰ってきました。
私も仕事ですから店に行くのは当然です。
すると私の姿を見たtが一言目に「なんだ、辞めてねかったのか?根性ねぇからもう来ないと思ってたんだ」と言いました。
私もつい、「来ない方が良かったですか?」と、言ってしまいました。
「その方がお互いのために良いんでねぇの」

そんなに迷惑なものでしょうか。
それでも気を取り直して積み込みに取りかかろうとしたら、先週と同じくtは自分でするから手を出すなと言いました。
しかしここで引き下がると、また置いて行かれるかもしれないので、「ドライバーになりたくて来たので仕事を教えて下さい」とお願いしたんです。
「あんたが気持ちを入れ替えて、謙虚な気持ちで教えを乞うってんなら話は別だ。俺が連れて行くかどうかはあんたの心掛け一つだからな」
気持ちを入れ替えるのはtの方だと思うのですが、如何せん、私は教えてもらう立場ですから下手に出なければなりません。
「よろしくお願いします」とだけ言って積み込みを始めました。

またいつかのように、tはふらっといなくなってしまいますが、構ってはいられません。
もうあとがないと思って一生懸命に積みました。
隣で積み込んでいるsさんも気を遣ってくれて、「次はうしろに置いてある荷物を積んだ方が下ろすときに楽だぞ」などとこっそりアドバイスをしてくれました。
あとから分かったのですが、tが現場からいなくなった時、休憩所や喫煙所で、よそのドライバーや会社の人に「今一緒にいる奴はまったく使えない」と、言いふらしていたそうです。
自分に任せられた新人のことをその様に言いふらすなんて、とても常識のある大人がすることではないと思います。逆に言えば「自分には新人を育てる能力がないんです」と言ってるようなものなのですが、それにさえ気が付かない大馬鹿なんです。

積み込みが終わると、またしてもtと二人の三日間が始まります。
ここから途中のサービスエリアでの休憩までは、いつもの事ながらケチョンケチョンに言われ放題でしたが、さすがに三回目の運行となると私も慣れたもので、右耳から聞いて左耳から出しているようにただ聞き流していました。

問題は、いつ運転させてもらえるのかなのですが、このままではいつになっても積み込み要員でしかなくて、独り立ちは難しいでしょう。
思い切ってtに聞いてみても「あんたに運転は無理だ。4トンと10トンじゃまったく別の車なんだから、運転したことのない奴に“そうですか”って、大事な車を運転させられるわけねぇだろ」と言われるだけでした。
私はいったい、何をしにこの会社に入ったのかわからなくなりました。
posted by 流れ星金太郎 at 18:51| Comment(2) | TrackBack(0) | ウンザリした事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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